“仲秋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゅうしゅう66.7%
ちうしう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仲秋ちゅうしゅうはもう過ぎたが、夜ごと、月がよかった。ずいぶん開けて来たとは見えても、江戸城の周囲の大部分は、いまだ武蔵野の切れ切れが残っていた。
柳生月影抄 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いにしえから、仲秋ちゅうしゅうは婚姻をむ——という伝えがある。九月ともなったら、あらためて、御談合なつかまつろう」
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
きのふは仲秋ちうしう十五夜じふごやで、無事ぶじ平安へいあん例年れいねんにもめづらしい、一天いつてん澄渡すみわたつた明月めいげつであつた。
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)