“ちゅうしゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
中秋37.5%
中州25.0%
仲秋25.0%
种輯12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四十歳ぐらいの主人がにこにこしながらはいって来て、今夜は中秋ちゅうしゅうであるから皆さんを招待したいという。私たちは勿論承知して、今夜の宴に招かれることになった。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
金大用きんたいよう中州ちゅうしゅうの旧家の子であった。ゆう太守のむすめで幼な名を庚娘こうじょうというのを夫人に迎えたが、綺麗きれいなうえに賢明であったから、夫婦の間もいたってむつましかった。
庚娘 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
「いにしえから、仲秋ちゅうしゅうは婚姻をむ——という伝えがある。九月ともなったら、あらためて、御談合なつかまつろう」
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
董承はまた改めて、王子服おうじふくと、种輯ちゅうしゅう呉碩ごせきの三名をよんで、馬騰にひきあわせた。義状に血誓した同志はここに五名となったわけである。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「それは頼もしい。朝廟にも校尉こうい种輯ちゅうしゅう議郎ぎろう呉碩ごせきの二人がある。二人とも漢家の忠良だ。い日をはかって、打明けてみよう」
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)