“待宵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まつよい80.0%
まつよひ20.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのめざましい鬱金うこんはあの待宵まつよいの花の色、いつぞや妹と植えたらば夜昼の境にまどろむ黄昏の女神の夢のようにほのぼのと咲いた。
折紙 (新字新仮名) / 中勘助(著)
その梅次と照吉とは、待宵まつよい後朝きぬぎぬ、とついくるわで唄われた、仲の町の芸者であった。
吉原新話 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
刈り残された雑草のたぐいまでが、大宮の庭の名残りの黄菊紫蘭とも見え、月の光に暗い勾欄こうらんの奥からはの袴をした待宵まつよい小侍従こじじゅうが現われ、木連格子きつれごうしの下から
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
そのめざましい鬱金うこんはあの待宵まつよいの花の色、いつぞや妹と植えたらば夜昼の境にまどろむ黄昏たそがれの女神の夢のようにほのぼのと咲いた。
小品四つ (新字新仮名) / 中勘助(著)
祇園精舍ぎをんしやうじやの鐘の聲、浮屠氏ふとしは聞きて寂滅爲樂の響なりといふべきが、待宵まつよひには情人が何と聞くらむ。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)