“まつよい”の漢字の書き方と例文
語句割合
待宵100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この席に、大宮に仕えている待宵まつよいの侍従がよばれた。彼女はある時御所で
そのめざましい鬱金うこんはあの待宵まつよいの花の色、いつぞや妹と植えたらば夜昼の境にまどろむ黄昏たそがれの女神の夢のようにほのぼのと咲いた。この紫は蛍草ほたるぐさ、蛍が好きな草ゆえに私も好きな草である。
小品四つ (新字新仮名) / 中勘助(著)