トップ
>
『小品四つ』
ふりがな文庫
『
小品四つ
(
しょうひんよっつ
)
』
これはもうひと昔もまえの秋のひと夜の思い出である。さっさっと風がたって星が燈し火のように瞬く夜であった。身も世もないほど力を落して帰ろうとするのを美しい人が呼びとめて 「花をきってさしあげましょう」 といいながら花鋏と手燭をもっておりてきた …
著者
中勘助
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「母の死」岩波書店、1935年(昭和10)年4月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約7分(500文字/分)
朗読目安時間
約11分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
燈
(
とも
)
合
(
あわ
)
緩
(
ゆるや
)
眼
(
まな
)
溶
(
とか
)
鮮
(
あざやか
)
重
(
かさな
)
踊
(
おどり
)
千
(
ち
)
鱗茸
(
りんじょう
)
踵
(
きびす
)
蜻蛉
(
とんぼ
)
豊
(
ゆたか
)
襟
(
えり
)
襞
(
ひだ
)
行燈
(
あんどん
)
螺鈿
(
らでん
)
蝶
(
ちょう
)
蝗
(
いなご
)
迸
(
ほとばし
)
蜘蛛
(
くも
)
蛾
(
が
)
蛍草
(
ほたるぐさ
)
虻
(
あぶ
)
藤紫
(
ふじむらさき
)
藍
(
あい
)
蓮花
(
れんげ
)
頸筋
(
くびすじ
)
黄昏
(
たそがれ
)
麗
(
うるわ
)
鶸
(
ひわ
)
鳥糞
(
ちょうふん
)
鰭
(
ひれ
)
鬱金
(
うこん
)
鬢
(
びん
)
髱
(
たぼ
)
踵
(
かかと
)
靡
(
なび
)
雀
(
すずめ
)
錦絵
(
にしきえ
)
銀鳩
(
ぎんばと
)
銀泥
(
ぎんでい
)
鉦
(
かね
)
遮
(
さえぎ
)
縞
(
しま
)
待宵
(
まつよい
)
浅葱
(
あさぎ
)
梅幸
(
ばいこう
)
朽葉
(
くちば
)
曙
(
あけぼの
)
春日
(
かすが
)
斑点
(
はんてん
)
撞木
(
しゅもく
)
手燭
(
てしょく
)
憂鬱
(
ゆううつ
)
海老
(
えび
)
寐
(
ね
)
孟宗
(
もうそう
)
孔雀
(
くじゃく
)
嬉
(
うれ
)
太夫
(
たゆう
)
囃子
(
はやし
)
博多
(
はかた
)
入道
(
にゅうどう
)
丸髷
(
まるまげ
)
立唄
(
たてうた
)
花鋏
(
はなばさみ
)
繁
(
しげ
)
上方
(
かみがた
)
緋鯉
(
ひごい
)
綺麗
(
きれい
)
結
(
ゆ
)
紺青
(
こんじょう
)
紫苑
(
しおん
)
笠貝
(
かさがい
)
葦
(
あし
)
穹窿
(
きゅうりゅう
)
硝子
(
ガラス
)
瞳
(
ひとみ
)
瞬
(
またた
)
眉
(
まゆ
)
珊瑚
(
さんご
)
燕
(
つばめ
)
淡卵
(
うすたまご
)