トップ
>
花鋏
ふりがな文庫
“花鋏”の読み方と例文
読み方
割合
はなばさみ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はなばさみ
(逆引き)
弦を切って投げつけた
花鋏
(
はなばさみ
)
だけは受けとめたけれども、小森は歯噛みをして、空しくその敏捷な男の走るのを見送るだけでありました。
大菩薩峠:14 お銀様の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
庭の
沓脱
(
くつぬ
)
ぎ石の上に
木犀
(
もくせい
)
の枝の
剪
(
き
)
ったのが捨ててあり、縁側に
花鋏
(
はなばさみ
)
があった。木犀を剪って、活けるつもりで、そのまま出奔したもののようであった。
山彦乙女
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
花屋の向いに古道具屋があった。ほこりのたまったウインドの中に、ナイフが一つ、
煙草
(
たばこ
)
ケースや小さな
壺
(
つぼ
)
や
花鋏
(
はなばさみ
)
などのがらくたに交って並んでいた。ミネはそれを見せてもらった。
妻の座
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
花鋏(はなばさみ)の例文をもっと
(8作品)
見る
花
常用漢字
小1
部首:⾋
7画
鋏
漢検1級
部首:⾦
15画
“花”で始まる語句
花
花瓶
花魁
花弁
花片
花園
花崗岩
花簪
花崗石
花車
“花鋏”のふりがなが多い著者
岡倉天心
岡倉覚三
中勘助
壺井栄
中里介山
山本周五郎
永井荷風