“はなばさみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
花鋏88.9%
華鋏11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
花屋の向いに古道具屋があった。ほこりのたまったウインドの中に、ナイフが一つ、煙草たばこケースや小さなつぼ花鋏はなばさみなどのがらくたに交って並んでいた。ミネはそれを見せてもらった。
妻の座 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
植木鉢うえきばちをいじる人は花鋏はなばさみの人よりもはるかに人情がある。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)
直次郎は女へにこりと微笑ほほえみ、心配するなと云うめまぜをしながら伯父の後を追った。——勘兵衛は近寄ってくる甥の面前へ華鋏はなばさみを突出しながら
嫁取り二代記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)