“銀泥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎんでい95.2%
ぎんどろ4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
羽紋をえがいた銀泥ぎんでいを光らせながらズーッと金座の上のほうへ襲いかかって来て、手近のからす凧へ雁木をひっかけはじめた。
顎十郎捕物帳:07 紙凧 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
胡粉ごふんの雪の積つた柳、銀泥ぎんでいの黒く焼けた水、その上に浮んでゐる極彩色ごくさいしきのお前たち夫婦、——お前たちの画工は伊藤若冲いとうぢやくちうだ。
動物園 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
寂しけど何も思はずこのかた銀泥ぎんどろの中に櫂を突き入れ
雲母集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)