“潟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かた85.0%
がた10.0%
カタ5.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わかうらしほればかた葦辺あしべをさしてたづわたる 〔巻六・九一九〕 山部赤人
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
あの、かたともみづうみともえた……むし寂然せきぜんとしてしづんだいろは、おほいなる古沼ふるぬま
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
 同御製に「なけばきゝきけばみやこのこひしきに此里このさとすぎよ山ほとゝぎす」▲こしみづうみ 蒲原かんばら郡にかたとよぶ処多し。
私はすぐ山の上にある、空ばかり映っていて、すこしも濁ってない青い水底を考えましたが、そこにも、やはり魚なんぞが河やかたのように住んでいるのからと思って訊ねました。
不思議な国の話 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
汽船はその島を左手に残して、速力をゆるめながら、その島にちなんだ名の、せまい港をぬけて進み、かたのところへくると、ごたごたとみすぼらしい家並やなみに面して、完全に停止した。
さくらたづわたるあゆちがた潮干しほひにけらし。たづわた
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
十三湖あるいは十三がたと呼ばれて、「津軽大小の河水凡そ十有三の派流、この地に落合ひて大湖となる。しかも各河川固有の色を失はず。」と「十三往来」に記され、津軽平野北端の湖で、岩木川をはじめ津軽平野を流れる大小十三の河川がここに集り、周囲は約八里
津軽 (新字旧仮名) / 太宰治(著)
その手前てまへにあるあゆちがた
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
和歌の浦に汐みち来れば、カタをなみ、蘆辺アシベをさして、鶴鳴きわたる(赤人——万葉巻六)
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)