“象潟町”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きさがたまち50.0%
きさかたまち50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「浅草へおいでなさりませ。象潟町きさがたまちの南蛮屋、そこにいるイスラエルのお町様。その方におたのみなさりませ」
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
碁盤目小路からやや離れ、今日でいえば象潟町きさがたまち、その辺に風変わりの小料理屋があった。その屋敷は南蛮屋、その料理は南蛮流、すなわちスペインやオランダ流の珍な料理を食べさせるのであった。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
もう少しお父つあんと呼ぶだけの価値のある人間だつたら、どれだけ肩身が広いだらう、定休日にもすすんで、象潟町きさかたまちの足袋屋の二階——おはまが間借りをしてゐるところへ戻つて
一の酉 (新字旧仮名) / 武田麟太郎(著)