“八田潟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はったがた66.7%
はつたがた33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
去年の夏だ、八田潟はったがたね、あすこから宇木村うのきむらへ渡ッて、能登のと海浜かいひんしょうさぐろうと思って、うちを出たのが六月の、あれは十日……だったかな。
取舵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
うそなもんか、それは真暗な時……ちょうど今夜見たような時なんだね。それから……雲の底にお月様が真蒼まっさおに出ていて、そして、降る事があるだろう……そう云う時は、八田潟はったがたふなが皆首を
霰ふる (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それから……くもそこにお月樣つきさま眞蒼まつさをて、そして、ことがあるだらう……さうときは、八田潟はつたがたふなみなくびしてたれるつてふんです。
霰ふる (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
すそながいたかげに、まる姿見すがたみごとく、八田潟はつたがたなみ一所ひとところみづむ。
霰ふる (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)