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朽葉
ふりがな文庫
“朽葉”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
くちば
88.9%
くちは
11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くちば
(逆引き)
朽葉
(
くちば
)
一枚こぼれても、カラカラとひびく山中の
静寂
(
しじま
)
——、それはだいぶ遠いらしいが、世阿弥の耳へは怖ろしく近く聞こえてくる。
鳴門秘帖:03 木曾の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
やや大柄な童女が
深紅
(
しんく
)
の
袙
(
あこめ
)
を着、
紫苑
(
しおん
)
色の厚織物の服を下に着て、赤
朽葉
(
くちば
)
色の
汗袗
(
かざみ
)
を上にした姿で、廊の縁側を通り
渡殿
(
わたどの
)
の
反橋
(
そりはし
)
を越えて持って来た。
源氏物語:21 乙女
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
朽葉(くちば)の例文をもっと
(24作品)
見る
くちは
(逆引き)
うす暗い部屋の隅の、
朽葉
(
くちは
)
色の長椅子に、白い
薄紗
(
ダンテール
)
の服に
朱鷺
(
とき
)
色のリボンの帯をしめた十七、八の少女が、靴の爪さきをそろえて、たいへん典雅なようすで掛けている。
キャラコさん:09 雁来紅の家
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
そして一日々々と、
朽葉
(
くちは
)
色の花園が
甦
(
よみがへ
)
つて、
青々
(
あを/\
)
となつてゆくのを見ると、夜「希望」がそこを横ぎるのだと云ふ考へが浮かんだ。さうして、一朝毎に、より美しい彼女の足跡を殘していつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
朽葉(くちは)の例文をもっと
(3作品)
見る
“朽葉”の解説
朽葉(くちば)とは、日本の古い色の名前の一つ。平安文学では黄赤系統だが、江戸時代以降は朽ちた葉の色に近い褐色系統の色をさすことが多い。
(出典:Wikipedia)
朽
常用漢字
中学
部首:⽊
6画
葉
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
色の漢字
鼠色
黒
黄色
黄緑
黄櫨染
黄
鶯茶
鶯色
鴇色
鳶色
鬱金色
韓紅
青竹色
青
雄黄
雀色
鈍色
路考茶
赤
象牙色
...
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