“くちば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
朽葉92.3%
口早3.8%
3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やや大柄な童女が深紅しんくあこめを着、紫苑しおん色の厚織物の服を下に着て、赤朽葉くちば色の汗袗かざみを上にした姿で、廊の縁側を通り渡殿わたどの反橋そりはしを越えて持って来た。
源氏物語:21 乙女 (新字新仮名) / 紫式部(著)
と、聞き覚えのある、懐しい声が、「アラ、お父さま! お父さま! 助けて……」と口早くちばやに叫んだ。イヤ、叫びかけた。
恐怖王 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
くちばしをれたいにも、更にその間隙すきまが見附からない。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)