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朽葉
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くちは
ふりがな文庫
“
朽葉
(
くちは
)” の例文
うす暗い部屋の隅の、
朽葉
(
くちは
)
色の長椅子に、白い
薄紗
(
ダンテール
)
の服に
朱鷺
(
とき
)
色のリボンの帯をしめた十七、八の少女が、靴の爪さきをそろえて、たいへん典雅なようすで掛けている。
キャラコさん:09 雁来紅の家
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
そして一日々々と、
朽葉
(
くちは
)
色の花園が
甦
(
よみがへ
)
つて、
青々
(
あを/\
)
となつてゆくのを見ると、夜「希望」がそこを横ぎるのだと云ふ考へが浮かんだ。さうして、一朝毎に、より美しい彼女の足跡を殘していつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
何しろ誰もはいったことのない山の森で、昼でさえその中はまっ暗なほどおい茂っていて、
枯枝
(
かれえだ
)
朽葉
(
くちは
)
の積もり積もった上に、
茨
(
いばら
)
や
葛
(
かずら
)
がはい廻っていて、いくら象でもなかなか上って行けませんでした。
夢の卵
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
“朽葉”の解説
朽葉(くちば)とは、日本の古い色の名前の一つ。平安文学では黄赤系統だが、江戸時代以降は朽ちた葉の色に近い褐色系統の色をさすことが多い。
(出典:Wikipedia)
朽
常用漢字
中学
部首:⽊
6画
葉
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
“朽葉”で始まる語句
朽葉色