“千”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せん62.5%
28.1%
ぜん3.1%
ちゞ3.1%
3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
道子みちこ一晩ひとばんかせげば最低さいていせん五六百円ぴやくゑんになる身体からだ墓石ぼせき代金だいきんくらいさらおどろくところではない。ふゆ外套ぐわいたうふよりもわけはないはなしだとおもつた。
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
わたつみの海のひろの底にしておのずからわが身にふさえる家をもち、ほどよい青の光の国に、あるいは螺鈿らでん穹窿きゅうりゅうのしたに、またはひとつ柱の迷宮のうちに
小品四つ (新字新仮名) / 中勘助(著)
火星くわせい地球ちきうに一ばん近いときでも としによつてちがふが 三ぜん百万哩ひやくまんまいるもある
我はちゞ燈火ともしびの上に一の日輪ありてかれらをこと/″\くもやし、そのさまわが日輪の、星におけるに似たるを見たり 二八—三〇
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
およそ五、六の天幕はありましたろう。そのうちにも国王及び王妃おうひの居らるる所はなかなか立派なもので、それに相応して大臣方の居らるる立派な天幕も沢山あります。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)