“千度”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちたび63.6%
せんど18.2%
せんた9.1%
せんたび9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼聞きて曰ふ、汝たとひわが髮をむしるとも我の誰なるやを告げじ、また千度ちたびわが頭上づじやうに落來るともあらはさじ 一〇〇—一〇二
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
「このひでりを知らんのか。お前の留守に、田圃たんぼかわいてしまう。荒町あたりじゃ梵天山ぼんでんやまへ登って、雨乞いを始めている。氏神うじがみさまへ行ってごらん、お千度せんどまいりの騒ぎだ。」
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
千年を千度せんたび重ねてわれ等祖先のうへに溯る
展望 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
じっさいは千度せんたびよりも多く、一日の内に神さまの前に出て、口々に同じ言葉を申しあげて、神さまを動かそうとしたことと思う。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)