“千頭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちかみ40.0%
せんづ20.0%
せんどう20.0%
ちかしら20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其処には元の次郎兵衛の邸宅を思わすような、千頭ちかみという素封家の邸がある。小さな丘の蓮池城、其処には今でも城の兵糧であった焼米が出るとのことであった。
八人みさきの話 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
その夫人が大井川鉄道の終点千頭せんづの出なので、夫人帰郷のみやげにはたいてい竹茗堂のお茶をもらふし、静岡用宗もちむねの俳人鈴木雹吉もまた毎年この店の新茶を送つてくれる。
お茶好き小話 (新字旧仮名) / 吉野秀雄(著)
武州川越在の千頭せんどう津右衛門といえば、碁打の間には全国的に名の知れた打ち手。名人上手に先二ならがあるという評判であった。
うつくしき汝兄なせの命、かくしたまはば、いましの國の人草、一日ひとひ千頭ちかしらくびり殺さむ」とのりたまひき。