遅刻ちこく)” の例文
よく遅刻ちこくしても、先生せんせいはわけをよくっているので、だまっていました。運動場うんどうじょうみずたまりに、しろくものかげがうつるあきのころでした。
どこかで呼ぶような (新字新仮名) / 小川未明(著)
授業の都合つごうで一時間目は少しおくれて、控所へ帰ったら、ほかの教師はみんな机を控えて話をしている。山嵐もいつの間にか来ている。欠勤だと思ったら遅刻ちこくしたんだ。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
遅刻ちこくして、たったいまたばかりのドゥチコフは、大きな声でこういった。
身体検査 (新字新仮名) / フョードル・ソログープ(著)
「はなさない。きさまを遅刻ちこくにしてやるんだ」
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
先生せんせい山本やまもとくんは、はたらいているので、遅刻ちこくしたのです。」と、いいました。
僕が大きくなるまで (新字新仮名) / 小川未明(著)