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遅蒔
ふりがな文庫
“遅蒔”のいろいろな読み方と例文
旧字:
遲蒔
読み方
割合
おそまき
61.1%
おそま
38.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おそまき
(逆引き)
「もっと早く、花の咲いた時分、これが出来上がっていたら、それこそ一月で元手ぐらいは取れたんだが、少し考えが
遅蒔
(
おそまき
)
だった。惜しいことをした」
幕末維新懐古談:64 大仏の末路のあわれなはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
当人の許諾を得た事実だけを田口に報告した方が、今更
遅蒔
(
おそまき
)
のようでも、まだ気が
利
(
き
)
いていやしないかと考えて、自分で自分を彼に紹介する
便法
(
べんぽう
)
を工夫し始めた。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
遅蒔(おそまき)の例文をもっと
(11作品)
見る
おそま
(逆引き)
堅気になるのは
遅蒔
(
おそま
)
きでござんす。ヤクザ渡世の古沼へ足も
脛
(
すね
)
まで突ッ込んで、洗ったってもう落ちッこねえ旅にん癖がついてしまって、何の今更堅気になれよう。
瞼の母
(新字新仮名)
/
長谷川伸
(著)
で俺は今日から
宗旨
(
しゅうし
)
を変えて、
遅蒔
(
おそま
)
きながら左膳を真似て殿にお太鼓をたたくつもり、心の変った俺にとっては、石地蔵のようなそちはかえって邪魔というのじゃ。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
遅蒔(おそま)の例文をもっと
(7作品)
見る
遅
常用漢字
中学
部首:⾡
12画
蒔
漢検準1級
部首:⾋
13画
“遅”で始まる語句
遅
遅々
遅疑
遅桜
遅鈍
遅刻
遅速
遅滞
遅延
遅日
“遅蒔”のふりがなが多い著者
田畑修一郎
長谷川伸
高村光太郎
中里介山
蘭郁二郎
林不忘
吉川英治
谷崎潤一郎
高村光雲
夏目漱石