トップ
>
蚊幮
ふりがな文庫
“蚊幮”の読み方と例文
読み方
割合
かや
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かや
(逆引き)
そして単に
薬餌
(
やくじ
)
を給するのみでなく、夏は
蚊幮
(
かや
)
を
貽
(
おく
)
り、冬は
布団
(
ふとん
)
を
遣
(
おく
)
った。また三両から五両までの金を、
貧窶
(
ひんる
)
の度に従って与えたこともある。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
此
(
かく
)
の如くに反覆して雷火に
脅
(
おびや
)
されたので、抽斎は雷声を
悪
(
にく
)
むに至ったのであろう。雷が鳴り出すと、
蚊幮
(
かや
)
の
中
(
うち
)
に坐して酒を呼ぶことにしていたそうである。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
兼ての
手筈
(
てはず
)
に女の来てちよつとこちらへと案内するは、同じ二階の四畳半に
網行燈
(
あみあんどう
)
微暗
(
ほのくら
)
く、
蚊
(
か
)
の少き土地とて
蚊幮
(
かや
)
は
弔
(
つ
)
らねど、
布団
(
ふとん
)
一つに枕二つ、こりや場所が違ひませうと
そめちがへ
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
蚊幮(かや)の例文をもっと
(3作品)
見る
蚊
常用漢字
中学
部首:⾍
10画
幮
部首:⼱
18画
“蚊”で始まる語句
蚊帳
蚊
蚊遣
蚊遣香
蚊遣火
蚊柱
蚊屋
蚊燻
蚊細
蚊針