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蚊遣
ふりがな文庫
“蚊遣”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かやり
64.8%
かや
35.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かやり
(逆引き)
「お父さんな、まだ帰らんのか。」と浅七は外から
這入
(
はい
)
って来た。家の中は暗かった。
囲炉裏
(
いろり
)
の中には
蚊遣
(
かやり
)
の青葉松が
燻
(
いぶ
)
って居た。
恭三の父
(新字新仮名)
/
加能作次郎
(著)
伸子は、父の足許で、低い
足台
(
フットストール
)
に腰かけ、団扇で
蚊遣
(
かやり
)
の煙を、あっちに煽いだりこっちへ靡かせたりしながら、ぼんやり答えた。
伸子
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
蚊遣(かやり)の例文をもっと
(46作品)
見る
かや
(逆引き)
軒下の竹台に釘抜のように曲った両脚を投げ出した目明し藤吉、
蚊遣
(
かや
)
りの煙を
団扇
(
うちわ
)
で追いながら、
先刻
(
さっき
)
から、それとなく聴耳を立てている。
釘抜藤吉捕物覚書:05 お茶漬音頭
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
庭の芝生へ
毛氈
(
もうせん
)
を敷き、月見の飾り物を前に
酒肴
(
しゅこう
)
の
膳
(
ぜん
)
を置いた。
雪洞
(
ぼんぼり
)
をその左右に、
蚊遣
(
かや
)
りを
焚
(
た
)
かせ、正四郎もふさも浴衣にくつろいで坐った。
その木戸を通って
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
蚊遣(かや)の例文をもっと
(25作品)
見る
蚊
常用漢字
中学
部首:⾍
10画
遣
常用漢字
中学
部首:⾡
13画
“蚊遣”で始まる語句
蚊遣火
蚊遣香
蚊遣煙
蚊遣線香
検索の候補
蚊遣香
蚊遣火
蚊遣煙
夕蚊遣
蚊遣線香
“蚊遣”のふりがなが多い著者
下村湖人
谷崎潤一郎
高浜虚子
三遊亭円朝
樋口一葉
吉川英治
正岡子規
島崎藤村
作者不詳
泉鏡花