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『恭三の父』
ふりがな文庫
『
恭三の父
(
きょうぞうのちち
)
』
手紙 恭三は夕飯後例の如く村を一周して帰って来た。 帰省してから一カ月余になった。昼はもとより夜も暑いのと蚊が多いのとで、予て計画して居た勉強などは少しも出来ない。話相手になる友達は一人もなし毎日毎日単調無味な生活に苦しんで居た。仕事といえ …
著者
加能作次郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約20分(500文字/分)
朗読目安時間
約33分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
母様
(
かあか
)
父様
(
とうと
)
大
(
でか
)
先刻
(
さきがた
)
己
(
お
)
擲
(
たゝ
)
冷
(
さ
)
減
(
す
)
如何
(
どう
)
彼等
(
あちら
)
却
(
かえっ
)
放
(
ほ
)
本家
(
おもや
)
然
(
そ
)
予
(
かね
)
其儘
(
そのまゝ
)
呟
(
つぶ
)
呻
(
うな
)
嚊
(
かゝあ
)
在所
(
ざいしょ
)
執拗
(
しつこ
)
塞
(
ふさが
)
夜祭
(
おたび
)
定
(
きま
)
宜
(
よ
)
幾何
(
いくら
)
彼方
(
あちら
)
意味
(
わけ
)
担
(
にな
)
斯
(
こ
)
明瞭
(
はっきり
)
棟上
(
むねあげ
)
此処
(
こゝ
)
此家
(
こゝ
)
燻
(
いぶ
)
稍々
(
やゝ
)
一寸
(
ちょっと
)
七海
(
しつみ
)
不可
(
いけ
)
不図
(
ふと
)
了
(
しま
)
仆
(
たお
)
仰向
(
あおむ
)
仰山
(
ぎょうさん
)
仰有
(
おっしゃ
)
何処
(
どこ
)
何時
(
いつ
)
併
(
しか
)
俯向
(
うつむ
)
其儘
(
そのまま
)
其家
(
そこ
)
勿体
(
もったい
)
勿論
(
もちろん
)
吃驚
(
びっくり
)
周
(
まわ
)
味
(
あじわ
)
呶鳴
(
どな
)
咽喉
(
のど
)
団扇
(
うちわ
)
土産
(
みやげ
)
如何
(
いか
)
家
(
うち
)
富来
(
とぎ
)
屹度
(
きっと
)
弟様
(
おっさま
)
心狂
(
しんきょう
)
息災
(
そくさい
)
提灯
(
ちょうちん
)
暫
(
しばら
)
欠伸
(
あくび
)
此方
(
こちら
)
殆
(
ほとん
)
殊更
(
ことさら
)
洋灯
(
ランプ
)
洒落
(
しゃれ
)
炉縁
(
ろぶち
)
焦立
(
いらだ
)
独言
(
ひとりごと
)
田圃
(
たんぼ
)
町尽
(
まちはず
)
疾
(
と
)
癪
(
しゃく
)
盥
(
たらい
)
神輿
(
みこし
)
禿罐
(
はげかん
)
端書
(
はがき
)
納戸
(
なんど
)
素気
(
そっけ
)
胡座
(
あぐら
)
腹
(
なか
)
草鞋
(
わらじ
)
蚊帳
(
かや
)
蚊遣
(
かやり
)
蝸牛
(
かたつむり
)
見極
(
みきわ
)
角力
(
すもう
)
赫
(
かっ
)
躍
(
おど
)
載
(
の
)
途
(
みち
)