“蚊遣煙”の読み方と例文
読み方割合
かやり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夏場のことで、表通りの店はまだ開いて居りますが、蚊遣煙かやりが淡くこめて、何處からともなく爪彈つまびきの音も聽えて來る戌刻半いつゝはん(九時)過ぎ、江戸の夜の情緒は、山の手ながら妙になまめきます。
夏場のことで、表通りの店はまだ開いておりますが、蚊遣煙かやりが淡くこめて、どこからともなく爪弾つまびきの音も聴えてくる戌刻半いつつはん(九時)過ぎ、江戸の夜の情緒は、山の手ながら妙になまめきます。