トップ
>
爪彈
ふりがな文庫
“爪彈”のいろいろな読み方と例文
新字:
爪弾
読み方
割合
つまはじ
28.6%
つまび
28.6%
つまびき
14.3%
つめび
14.3%
つめびき
14.3%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つまはじ
(逆引き)
黒助
兄哥
(
あにい
)
、怨みのある石見樣は隱居した上、御親類中から
爪彈
(
つまはじ
)
きされて、行方不明になつて了つた。敵は討つたも同じことだらう。
銭形平次捕物控:022 名馬罪あり
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
爪彈(つまはじ)の例文をもっと
(2作品)
見る
つまび
(逆引き)
夏場のことで、表通りの店はまだ開いて居りますが、
蚊遣煙
(
かやり
)
が淡くこめて、何處からともなく
爪彈
(
つまび
)
きの音も聽えて來る
戌刻半
(
いつゝはん
)
(九時)過ぎ、江戸の夜の情緒は、山の手ながら妙に
艶
(
なま
)
めきます。
銭形平次捕物控:200 死骸の花嫁
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
爪彈(つまび)の例文をもっと
(2作品)
見る
つまびき
(逆引き)
(だが、之は、先刻から私の聞いて來た音とは違ふ。私の道々聞いて來たのは、劇場のそれの樣な本式の賑かなのではなく、餘り慣れない手が獨りでポツン/\と
爪彈
(
つまびき
)
してゐたやうな音だつた)
環礁:――ミクロネシヤ巡島記抄――
(旧字旧仮名)
/
中島敦
(著)
爪彈(つまびき)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
つめび
(逆引き)
入相
(
いりあひ
)
の
鐘
(
かね
)
の
聲
(
こゑ
)
陰
(
いん
)
に
響
(
ひゞ
)
きて
塒
(
ねぐら
)
にいそぐ
友烏
(
ともがらす
)
今宵
(
こよひ
)
の
宿
(
やど
)
りの
侘
(
わび
)
しげなるに
誰
(
た
)
が
空
(
うつ
)
せみの
夢
(
ゆめ
)
の
見初
(
みはじ
)
め、
待合
(
まちあひ
)
の
奧二階
(
おくにかい
)
の
爪彈
(
つめび
)
きの
三下
(
さんさが
)
り
簾
(
すだれ
)
を
洩
(
も
)
るゝ
笑
(
わら
)
ひ
聲
(
ごゑ
)
低
(
ひく
)
く
聞
(
きこ
)
えて
思
(
おも
)
はず
停
(
とま
)
る
行人
(
ゆくひと
)
の
足元
(
あしもと
)
、
狂
(
くる
)
ふ
煩惱
(
ぼんなう
)
の
犬
(
いぬ
)
の
尻尾
(
しつぽ
)
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
爪彈(つめび)の例文をもっと
(1作品)
見る
つめびき
(逆引き)
する物と見えたり成程
此宿
(
このしゆく
)
は
繁花
(
はんくわ
)
にて家數も多く作りて立派なり晝前なるに料理屋に
三味線
(
さみせん
)
の音ありさだめて木曾の歌の古雅なるならんと立寄れば意氣がりて
爪彈
(
つめびき
)
で春雨いらぬ事ながら何やら憎く思はれぬ道中筋の繁花な所といふと得て生意氣な風が吹て
可厭
(
いや
)
な臭がしたがる者なり賢くも
昨夜
(
ゆふべ
)
の宿を
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
爪彈(つめびき)の例文をもっと
(1作品)
見る
爪
常用漢字
中学
部首:⽖
4画
彈
部首:⼸
15画
“爪”で始まる語句
爪
爪先
爪立
爪弾
爪尖
爪繰
爪牙
爪先上
爪紅
爪音
“爪彈”のふりがなが多い著者
饗庭篁村
作者不詳
中島敦
樋口一葉
野村胡堂