“つまはじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
爪弾90.6%
爪彈6.3%
指弾3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それにしても、四郎はあの爪弾つまはじきの松吉を莫迦に信用しているらしいが、今に松吉の悪心に引懸って、財産も何も滅茶滅茶めっちゃめっちゃにされちまうぞ
(新字新仮名) / 海野十三(著)
なしければこゝろあるひとみな爪彈つまはじきしてわらふ者多く此妻の渾名あだな一ツ印籠いんろうのおつねと云て世間せけんに誰知らぬ者も無りしとかやれば女の子は父親ちゝおやより母の教方をしへかたにて志操みさをうつくしかるべきにかゝはゝゆゑ幼少えうせうよりそだちもいやしく風俗ふうぞく芝居しばゐ俳優やくしや
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さては世間の妾をること、かくまでに誤れるにや、それとも心付かずしてあくまでも男子をしのがんとする驕慢きょうまん疎野そやの女よと指弾つまはじきせらるることの面目なさよ。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)