“しだん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シダン
語句割合
指弾72.7%
司断9.1%
師檀9.1%
紫檀9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、そのむかしは郷里からも肉親からも、悪蛇あくだのように指弾しだんされていた生信房に、そういう余徳が身についてきたことを、どんなにかうれしく思った。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鎌倉の司断しだんも、おそらく張本人は、この資朝と見るだろう。もし貴公が、主謀者は我れなりと主張しても、それにより、資朝を不問に付すはずもない。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
下され五十兩には百五十石三百兩ならば千石其餘は是にじゆんじて宛行あておこなはるゝ思召なりれば各々方おの/\がたも今の内に御用金を差上られなば御直參ぢきさんに御取立に成樣師檀しだんよしみを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
窓際まどぎは紫檀しだんたくはさんでこしおろし、おたがひつかがほでぼんやり煙草たばこをふかしてゐると、をんな型通かたどほ瓜子クワスワツアはこんでくる。一人ひとり丸顏まるがほ一人ひとり瓜實顏うりさねがほそれ口紅くちべにあかく、耳環みゝわ翡翠ひすゐあをい。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)