“瓜子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
クエチイ40.0%
うりこ20.0%
かし20.0%
クワスワ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
瓜子クエチイ瓜子クエチイは眼の下のちひ黒子ほくろ
新頌 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
たちまち朱筆の一棒をくらうだけで、気の吐きどころのない、ぐうを負う虎、壁裏の蝙蝠こうもり穴籠あなごもりの熊か、中には瓜子うりこという可憐なのも、気ばかり手負の荒猪あらじしだろう。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
先ず生の菓物くだものが四色、即ち芭蕉の実に林檎りんご蜜柑みかん竜眼肉りゅうがんにくというようなもの、それからした菓物が四色、それから西瓜すいかの種に南瓜かぼちゃの種松の杏仁きょうにんといってあんずの種とその四色を四瓜子かしと申します。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
窓際まどぎは紫檀しだんたくはさんでこしおろし、おたがひつかがほでぼんやり煙草たばこをふかしてゐると、をんな型通かたどほ瓜子クワスワツアはこんでくる。一人ひとり丸顏まるがほ一人ひとり瓜實顏うりさねがほそれ口紅くちべにあかく、耳環みゝわ翡翠ひすゐあをい。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)