-
トップ
>
-
瓜子
読み方 | 割合 |
クエチイ | 40.0% |
うりこ | 20.0% |
かし | 20.0% |
クワスワ | 20.0% |
|
瓜子、
瓜子は眼の下の
小さ
黒子
たちまち朱筆の一棒を
啖うだけで、気の吐きどころのない、
嵎を負う虎、壁裏の
蝙蝠、
穴籠の熊か、中には
瓜子という可憐なのも、気ばかり手負の
荒猪だろう。
先ず生の
菓物が四色、即ち芭蕉の実に
林檎に
蜜柑に
竜眼肉というようなもの、それから
乾した菓物が四色、それから
西瓜の種に
南瓜の種松の
実に
杏仁といって
杏の種とその四色を四
瓜子と申します。
窓際の
紫檀の
卓を
挾んで
腰を
降し、お
互に
疲れ
顏でぼんやり
煙草をふかしてゐると、
女が
型通り
瓜子と
茶を
運んでくる。
一人は
丸顏、
一人は
瓜實顏、
其に
口紅赤く、
耳環の
翡翠が
青い。