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嵎
ふりがな文庫
“嵎”の読み方と例文
読み方
割合
ぐう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぐう
(逆引き)
北方に
嵎
(
ぐう
)
を負うて信長を
畏怖
(
いふ
)
させていた上杉謙信の血が、多少ともこの男の脈管に流れているのではないか、とさえ思わせられる。
大菩薩峠:31 勿来の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
川島の名は
粛親王
(
しゅくしんのう
)
の姻親として
復辟
(
ふくへき
)
派の日本人の巨頭として
嵎
(
ぐう
)
を負うの虎の如くに今でも恐れられておる。
二葉亭四迷の一生
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
たちまち朱筆の一棒を
啖
(
くら
)
うだけで、気の吐きどころのない、
嵎
(
ぐう
)
を負う虎、壁裏の
蝙蝠
(
こうもり
)
、
穴籠
(
あなごもり
)
の熊か、中には
瓜子
(
うりこ
)
という可憐なのも、気ばかり手負の
荒猪
(
あらじし
)
だろう。
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
嵎(ぐう)の例文をもっと
(9作品)
見る
嵎
漢検1級
部首:⼭
12画
“嵎”のふりがなが多い著者
徳富蘇峰
内田魯庵
中里介山
吉川英治
泉鏡花
国枝史郎