“復辟”の読み方と例文
読み方割合
ふくへき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もちろん追放された復辟ふくへき派の一人で、長い立派な髯に、黄色い大きな禿頭をした男だったが、その口からは、艇長死体の消失をさらに紛糾させ
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
併し、モナコに於て、零落れいらくしたフランス貴族の復辟ふくへきの夢も破れてしまったのです。イスタンブールで恋人はその身を果敢はかなんで、死んでしまったのです。
バルザックの寝巻姿 (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)
川島の名は粛親王しゅくしんのうの姻親として復辟ふくへき派の日本人の巨頭としてぐうを負うの虎の如くに今でも恐れられておる。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)