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復辟
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ふくへき
ふりがな文庫
“
復辟
(
ふくへき
)” の例文
もちろん追放された
復辟
(
ふくへき
)
派の一人で、長い立派な髯に、黄色い大きな禿頭をした男だったが、その口からは、艇長死体の消失をさらに紛糾させ
潜航艇「鷹の城」
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
併し、モナコに於て、
零落
(
れいらく
)
したフランス貴族の
復辟
(
ふくへき
)
の夢も破れてしまったのです。イスタンブールで恋人はその身を
果敢
(
はか
)
なんで、死んでしまったのです。
バルザックの寝巻姿
(新字新仮名)
/
吉行エイスケ
(著)
川島の名は
粛親王
(
しゅくしんのう
)
の姻親として
復辟
(
ふくへき
)
派の日本人の巨頭として
嵎
(
ぐう
)
を負うの虎の如くに今でも恐れられておる。
二葉亭四迷の一生
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
現代の支那を如何にすべきか? この問題を解決するものは、共和にあらず
復辟
(
ふくへき
)
にあらず。
這般
(
しゃはん
)
の政治革命が、支那の改造に無力なるは、過去既に之を証し、現在
亦
(
また
)
之を証す。
上海游記
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
こうした
経緯
(
いきさつ
)
が、言葉を待つまでもなく、七人の
復辟
(
ふくへき
)
派には次々と
泛
(
うか
)
んでいった。まるで、ウルリーケの一言が
礫
(
つぶて
)
のように、追憶の、巻き拡がる波紋のようなものがあったのである。
潜航艇「鷹の城」
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
“復辟”の意味
《名詞》
復 辟(ふくへき)
退位した君主が、再び王位に就くこと。
政権を追われた王朝が、再び政権を握ること。
(出典:Wiktionary)
復
常用漢字
小5
部首:⼻
12画
辟
漢検1級
部首:⾟
13画
“復”で始まる語句
復
復讐
復習
復讎
復讐心
復活
復活祭
復興
復仇
復誦