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つまはじき
ふりがな文庫
“つまはじき”の漢字の書き方と例文
語句
割合
爪弾
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
爪弾
(逆引き)
日頃ならば警察の庭と聞くのみも先ず身震する方にして仲々足踏入る心は
出
(
いで
)
ねど今は勇み進みて目科の後に従い入るのみかは常に
爪弾
(
つまはじき
)
せし探偵
吏
(
り
)
の
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
「だが、重右衛門ナア、貴様も此村で生れた人間ぢや無えか、それだアに、
此様
(
こんな
)
に
皆々
(
みんな
)
に
爪弾
(
つまはじき
)
されて……悪い事べい為て居て、それで
寝覚
(
ねざめ
)
が好いだか」
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
すべて滝太郎の立居
挙動
(
ふるまい
)
に心を留めて、人が
爪弾
(
つまはじき
)
をするのを、独り遮って
賞
(
ほ
)
めちぎっていたが、滝ちゃん滝ちゃんといって可愛がること
一通
(
ひととおり
)
でなかった処。……
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
勝手に
爪弾
(
つまはじき
)
しやアがれ、この重右衛門様はナ、
奴等
(
うぬら
)
のやうなものに相手に
為
(
さ
)
れねえでも……ねつから困らねえだア……べら棒め、根本三之助などと威張りやアがつて元ア
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
つまはじき(爪弾)の例文をもっと
(3作品)
見る
“つまはじき”の意味
《名詞》
つまはじき【爪弾(き)】
爪先を親指の腹にかけてはじくこと。古くは縁起の悪さを祓う仕草。
たやすいこと。
心に叶わぬ意、又は賤しみ嫌う意を示すこと。
(語義3から転じて)排斥、嫌悪、また誹謗すること。
(出典:Wiktionary)
検索の候補
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