トップ
>
爪弾
>
つまはじき
ふりがな文庫
“
爪弾
(
つまはじき
)” の例文
旧字:
爪彈
日頃ならば警察の庭と聞くのみも先ず身震する方にして仲々足踏入る心は
出
(
いで
)
ねど今は勇み進みて目科の後に従い入るのみかは常に
爪弾
(
つまはじき
)
せし探偵
吏
(
り
)
の
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
「だが、重右衛門ナア、貴様も此村で生れた人間ぢや無えか、それだアに、
此様
(
こんな
)
に
皆々
(
みんな
)
に
爪弾
(
つまはじき
)
されて……悪い事べい為て居て、それで
寝覚
(
ねざめ
)
が好いだか」
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
すべて滝太郎の立居
挙動
(
ふるまい
)
に心を留めて、人が
爪弾
(
つまはじき
)
をするのを、独り遮って
賞
(
ほ
)
めちぎっていたが、滝ちゃん滝ちゃんといって可愛がること
一通
(
ひととおり
)
でなかった処。……
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
勝手に
爪弾
(
つまはじき
)
しやアがれ、この重右衛門様はナ、
奴等
(
うぬら
)
のやうなものに相手に
為
(
さ
)
れねえでも……ねつから困らねえだア……べら棒め、根本三之助などと威張りやアがつて元ア
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
爪
常用漢字
中学
部首:⽖
4画
弾
常用漢字
中学
部首:⼸
12画
“爪”で始まる語句
爪
爪先
爪立
爪尖
爪繰
爪牙
爪先上
爪紅
爪音
爪皮