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爪彈
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つまび
ふりがな文庫
“
爪彈
(
つまび
)” の例文
新字:
爪弾
夏場のことで、表通りの店はまだ開いて居りますが、
蚊遣煙
(
かやり
)
が淡くこめて、何處からともなく
爪彈
(
つまび
)
きの音も聽えて來る
戌刻半
(
いつゝはん
)
(九時)過ぎ、江戸の夜の情緒は、山の手ながら妙に
艶
(
なま
)
めきます。
銭形平次捕物控:200 死骸の花嫁
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
これだけ藝達者が揃ふと、小唄や
爪彈
(
つまび
)
きや、ほろ醉ひや
膝枕
(
ひざまくら
)
の情緒を樂しむ、しんねこ趣味の船は
寧
(
むし
)
ろ邪魔つ氣で、白髯まで伸して、川幅一パイに騷ぐのもまた一つの馬鹿々々しい境地だつたのです。
銭形平次捕物控:201 凉み船
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
爪
常用漢字
中学
部首:⽖
4画
彈
部首:⼸
15画
“爪”で始まる語句
爪
爪先
爪立
爪弾
爪尖
爪繰
爪牙
爪先上
爪紅
爪音