“癩病”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
らいびょう55.9%
らいびやう11.8%
かったい8.8%
どす5.9%
なりんぼ5.9%
なりんぼう2.9%
やめ2.9%
やめるもの2.9%
らいびゃう2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
世間のわからず屋が、彼を癩病(らいびょう)やみのように扱うなら、私は平気で先生のそばへしゃがみ、その顔へ、この人間の顔を近寄せてやる。
博物誌 (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
鷺(さぎ)なりと僞(いつは)り喰(くは)せ我を癩病(らいびやう)になし妻子親族に疎(うと)ませたり故に餘儀なく我古郷を立去て原の白隱禪師(はくいんぜんし)の御弟子となり日毎に禪道(ぜんだう)の教化(けうげ)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「可いじゃないか。支那人や癩病(かったい)と違って君だと清浄(きれい)に素姓が分っているから。……まあ構わないさ!」
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
何だ此畜生奴(こんちくしやうめ)、奴(うぬ)ア何故(なんしや)此家に居る? ウン此狐奴、何だ? 寢ろ? カラ小癪な!默れ、この野郎、默れ默れ、默らねえか? 此畜生奴、乞食(ほいど)、癩病(どす)、天理坊主! 早速(じらから)と出て行け、此畜生奴!
赤痢 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
「朝からどうもあの折助の面つきが、眼の底から抜けねえような按配だったが、ありゃあお前、癩病(なりんぼ)じゃねえ。どでえ、病いじゃねえ。」
「やれ、それで一安心。そこで、肝腎の血の筋だ。癩病(なりんぼう)の方はどうだね」
悪因縁の怨 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
瞽(めし)いた者は見ることが出来、跛(あしな)えた者は歩くことが出来、癩病(やめ)る者は潔まることが出来、聾(し)いた者は聞くことが出来、死んだ者は復活(よみが)えることが出来、貧者は福音を聞かされる。
銀三十枚 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
泰西(たいせい)では古く聖書にあった。「癩病(やめるもの)は浄(きよ)められん」こう基督(キリスト)は云っている。東洋にも古くからあったらしい。既に論語にも現われている。「伯牛疾あり子之を問ふ、斯人にして斯疾あり」
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
癩病(らいびゃう)にちがひない。さびしいことだ。
秋田街道 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)