“瞽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めし36.4%
めしひ18.2%
9.1%
ごぜ9.1%
9.1%
めくら9.1%
めしい9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また水盤をお傾げになる。するとご神水がタラタラと落ちる。お父様の頭へかかるのよ。ええ今度はお父様のね。するとめしいたお父様のお眼が、急にポッとお開きになる。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
我は彼等の中にわがことばを待つさまなる一の魂を見き、若し人いかなる状ぞと問はば、めしひの習ひに從ひてそのおとがひを上げゐたりと答へむ 一〇〇—一〇二
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
今、しゅんより生まるといえども、舜の神は必ずや瞽の生むところにあらず。すなわち商均しょうきんの神は、また舜の育するところにはあらず。生育の前、もとより麤妙あるなり。
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
二十日は目出しの祝といって、その前後に若者娘たちの寄合があった。ごぜの巫女は十七日に家々を廻って、神を拝し、また世の中の吉凶を占うた。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
頼春のいた両眼から、喜びの涙が降るようにこぼれた。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
イエス行く時、生来うまれつきなるめくらを見しが、其弟子彼に問ふて曰ひけるは、ラビ、此人の瞽に生れしは誰の罪なるや、己に由るか、又二親に由るか。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
「爾曹もしめしいならば罪なかるべしれど今われら見ゆと言いしに因りて爾曹の罪はのこれり。」
野ざらし (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)