“瞽官”の読み方と例文
読み方割合
こかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勾当こうとう座頭ざとうの四階位から十六階位までの瞽官こかん制度のゆるしを得、瞽官の授与やその他で上がる金で、全盲人のうえに希望と保護をもたらした人でもある。
随筆 私本太平記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
而も三成の命をふくんで細作さいさくとなるべく志した行者順慶、当時の下妻左衛門尉は、此の圓一と入魂じっこんであったのを幸いに、彼の盡力に依って短時日の間に当道の瞽官こかんを得たと云う。
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)