“らいびょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
癩病100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この村には癩病らいびょうは多い。それがためかどうかは知らぬが、今までは一切他の村と結婚などはしなかつたといふ事である。(五月二十九日)
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
義龍は、癩病らいびょうで「癩殿らいどの」と蔭口をいわれたりしているが、宿命の子だけに、性格はつむじ曲りで、智謀も勇もある。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
癩病らいびょう病院に血痕のある木! れしもあまり心持こころもちがしない、こんな場所だから昼間でも人通りがすこぶる少ない、ことに夜にっては、はなはだ寂しい道であった。
白い蝶 (新字新仮名) / 岡田三郎助(著)