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癩病
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かったい
ふりがな文庫
“
癩病
(
かったい
)” の例文
「可いじゃないか。支那人や
癩病
(
かったい
)
と違って君だと
清浄
(
きれい
)
に素姓が分っているから。……まあ構わないさ!」
別れたる妻に送る手紙
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
まさかに気があろうなどとは、怪我にも思うのじゃございますまいが、
串戯
(
じょうだん
)
をいわれるばかりでも、
癩病
(
かったい
)
の
呼吸
(
いき
)
を
吹懸
(
ふっか
)
けられますように、あの
女
(
こ
)
も弱り切っておりましたそうですが。
政談十二社
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
癩病
(
かったい
)
医者だと人はいうが、漢方医のある、その
隣家
(
となり
)
の荒物屋で駄菓子、油、
蚊遣香
(
かやりこう
)
までも商っている婆さんが来て、
瓦鉢
(
かわらばち
)
の欠けた中へ、杉の枯葉を
突込
(
つっこ
)
んで
燻
(
いぶ
)
しながら、庭先に
屈
(
かが
)
んでいるが
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“癩病”の意味
《名詞》
癩菌による慢性の感染症。癩。ハンセン病。
(出典:Wiktionary)
癩
漢検1級
部首:⽧
21画
病
常用漢字
小3
部首:⽧
10画
“癩病”で始まる語句
癩病人
癩病病
癩病筋
癩病患者