“せいはい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:セイハイ
語句割合
儕輩64.3%
成敗25.0%
聖牌7.1%
旌旆3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明和三年に大番頭おおばんがしらになった石川阿波守総恒の組に、美濃部伊織と云うさむらいがあった。剣術は儕輩せいはいを抜いていて、手跡も好く和歌のたしなみもあった。
じいさんばあさん (新字新仮名) / 森鴎外(著)
成敗せいはいは実に世の眼には見えないものである。如何いかんとなれば当人の標準とする事と、世の標準とする事とたいそう違う。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
私どもの面紗かおぎぬ、私どもの念珠。自分の着ているシャツのことでも私どものシャツと言うに違いない。時としては、祈祷きとう書だの遺物だの聖牌せいはいだの何かちょっとしたものに愛着することがある。
再び鳴きて頸を引く簷頭えんとうの下、月中の角声馬に上るを催す、わずかに地色を分ち第三鳴、旌旆せいはい紅塵こうじんすでに城をづ、婦人城に上りて乱に手を招く、夫婿聞かず遥かに哭する声、長く恨む鶏鳴別時の苦