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匕
ふりがな文庫
“匕”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
さじ
83.3%
すく
16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さじ
(逆引き)
彼女は、自分の腕に
喰
(
く
)
いつくこともあった。と、そこにパッとにじみだして開いてくる命の花のはなやぎを、どんなふうに色に出したら写せるかと、
瞶
(
みつ
)
めながら
匕
(
さじ
)
をなげた。
田沢稲船
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
此
(
この
)
男木作りかと
譏
(
そし
)
る者は
肉団
(
にくだん
)
奴才
(
どさい
)
、
御釈迦様
(
おしゃかさま
)
が女房
捨
(
すて
)
て
山籠
(
やまごもり
)
せられしは、
耆婆
(
きば
)
も
匕
(
さじ
)
を
投
(
なげ
)
た
癩病
(
らいびょう
)
、
接吻
(
くちづけ
)
の
唇
(
くちびる
)
ポロリと
落
(
おち
)
しに
愛想
(
あいそ
)
尽
(
つか
)
してならんなど疑う
儕輩
(
やから
)
なるべし、あゝら尊し、尊し
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
匕(さじ)の例文をもっと
(5作品)
見る
すく
(逆引き)
取出し平と
汁
(
しる
)
の中へ
附木
(
つけぎ
)
にて
匕
(
すく
)
ひ
込
(
こみ
)
何知ぬ
體
(
てい
)
にて元の處へ來り
油掃除
(
あぶらさうぢ
)
して居たりけり善助は
爭
(
いか
)
で斯る事と知るべき水を
汲終
(
くみをは
)
り神ならぬ身の
是非
(
ぜひ
)
もなや感應院の前へ
彼膳部
(
かのぜんぶ
)
を持出し給仕を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
匕(すく)の例文をもっと
(1作品)
見る
匕
漢検1級
部首:⼔
2画
“匕”を含む語句
匕首
一匕
飯匕
匕口
匕形
匕首一閃
匕首傷
匕首拵
唐匕首
石匕
“匕”のふりがなが多い著者
作者不詳
南方熊楠
三遊亭円朝
福沢諭吉
幸田露伴
長谷川時雨