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匕口
ふりがな文庫
“匕口”の読み方と例文
読み方
割合
あいくち
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あいくち
(逆引き)
始めて見たときから直ぐ判ったのだが、あの娘さんは牛の性と
匕口
(
あいくち
)
の性とを持ってる女ですよ。ぐずに見えるが一たん腹に決めたらそりゃ凄い女ですよ
生々流転
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
それは紛れもない五年以前に川口町の天水桶の蔭から、ヌッと姿を現わして勾坂甚内を呼び止めたあげく、その甚内に切り立てられ危く命を取られようとした
匕口
(
あいくち
)
を持った若者であった。
三甚内
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
めすという字にも
此
(
この
)
偏にフルトリと書く字もあれば牛偏に
匕首
(
ひしゅ
)
の匕の字を書くのもある。このフルトリの方の女は、はたからどうでもなるが、牛と
匕口
(
あいくち
)
の方はとても手に
終
(
ママ
)
えない。
生々流転
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
匕口(あいくち)の例文をもっと
(2作品)
見る
匕
漢検1級
部首:⼔
2画
口
常用漢字
小1
部首:⼝
3画
“匕”で始まる語句
匕首
匕
匕形
匕首傷
匕首拵
匕首一閃
“匕口”のふりがなが多い著者
国枝史郎
岡本かの子