“美酒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うまざけ53.8%
びしゅ26.9%
うまき11.5%
よきさけ3.8%
ネクタール3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……おまえと、花世の婚礼に、わしは、世の中の何ものよりも強い、何ものよりも真実な、真っ赤な、神の美酒うまざけをここへたたえて来たんじゃ。驚いてくれるな
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
土井の出て行った後で、私は下宿のまずい晩飯のはしを取った。……彼らの美酒びしゅ佳肴かこうの華やかな宴席を想像しながら。が土井は間もなく引返してきた。
遁走 (新字新仮名) / 葛西善蔵(著)
美酒うまきぞにほふ御座ござ
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
其の人を見てあわただしからんは、六三思はんことの恥かしとて、美酒よきさけ鮮魚あざらけきくりやに備ふ。
河々には神の美酒ネクタールと牛乳が流れ、槲樹からは蜂蜜が滴り落ちた。