“うまき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
美酒33.3%
宇万伎33.3%
甘美11.1%
馬城11.1%
馬木11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
美酒うまきもたひかての山、さてはみまし
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
折も折、秋成を加藤宇万伎うまきに紹介した建部綾足たけべあやたりが、「西山物語」と題する和文調の主知的伝奇小説を発表した。明和五年二月である。秋成はこれにもつよい刺戟をうけた。
わづかに其地をれば味ひならず、その味ひ美なるものは北海より長江ちやうかうさかのぼりて困苦こんくしたるのにあたれるゆゑならん。うを急浪きふらう困苦くるしめば味ひかならず甘美うまきもの也。
野分来るや馬城うまきの茅萱吹きなびけ風並かざなみしるし吹きちかづきぬ
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
生みませる御子、馬木うまきの王、次に葛城の王、次に間人はしひと穴太部あなほべの王、次に三枝部さきくさべの穴太部の王、またの名は須賣伊呂杼すめいろど、次に長谷部はつせべ若雀わかさざきの命五柱。