“風並”の読み方と例文
旧字:風竝
読み方割合
かざなみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、何の、これでは済まさない、一つ風並かざなみが直りさえすれば、大連だいれんか、上海シャンハイか、香港ホンコン新嘉坡シンガポールあたりへ大船で一艘いっぱい、積出すつもりだ、と五十を越したろう、間淵が言います。
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
野分来るや馬城うまきの茅萱吹きなびけ風並かざなみしるし吹きちかづきぬ
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
逝くものは影しとどめず風並かざなみに冬の光も流れたりけり
風隠集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)