“雕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
60.0%
30.0%
10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そんな風にこんぐらかった独語が、娘の顔の上にいつのまにか、十七の少女に似つかわしくないような、にがにがしげな表情をりつけていた。
聖家族 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
端なくもわが心の裡にられたる圖を繰りひろげつゝ、身のめぐりなるめでたき畫どもを忘れたりとて、姫は我に先だちて歩を移しき。
上にも言った通り、この神の一族は蛇を族霊トテムとしたから、この時も品地別命が肥長比売の膚にり付けた蛇の族霊のしるしか何かを見て、その部族を忌み逃げ出した事と思う。