“族霊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
トテム80.0%
トーテム20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
故に妾今もとの身を以て産をす、願わくは妾を見るなかれ〉、これは今日ポリネシア人に鮫を族霊トテムとする輩が事に触れて鮫の所作を為すごとく
動物・植物以外の天体・光線・空気等の族霊トテムを持つ部族の首長の類であつたことを見せてゐるものと見る方が適当らしい。即、「ほ」は「火」或は「日光」を標示してゐるのである。
日琉語族論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
しかるに『続紀』に見えた柿本朝臣佐留さる、歌集の猿丸太夫、くだって上杉謙信の幼名猿松、前田利常としつねの幼名お猿などあるは上世これを族霊トーテムとする家族が多かった遺風であろう。