“朽木橋”の読み方と例文
読み方割合
くちきばし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、ふたりは早速、断層の崖ぎわへ身をかがめ、架け渡してある二本の朽木橋くちきばしの土台へ、石を噛ませたり、土を築いたりしている様子。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼と伊織を、左右から挟んでいる槍の持手は、その穂に気をこめて、狙いすましたまま、あぶない朽木橋くちきばしの上へは、一歩も出て来ないし、先刻さっきから口もきかないのである。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)