“融和”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆうわ90.9%
アインシテインミヒカイト9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこが間違っていると云わなければならない。たといこの矛盾を融和ゆうわする事が不可能にしても、それを説明する事はできるはずだ。
私の個人主義 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
狐疑こぎしてるやうなその容貌ようばうとは其處そこあへ憎惡ぞうをすべき何物なにもの存在そんざいしてないにしても到底たうてい彼等かれら伴侶なかますべてと融和ゆうわさるべき所以ゆゑんのものではない。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
同類の中に在つて孤獨なる人の魂に、自然は始めて奧底なき親しみと無限の融和アインシテインミヒカイトとの歡喜を教へるのである。
三太郎の日記 第一 (旧字旧仮名) / 阿部次郎(著)