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融
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とけ
ふりがな文庫
“
融
(
とけ
)” の例文
この供養は朝の四時頃までで日の
上
(
のぼ
)
らぬ中に
取片付
(
とりかたづ
)
けてしまう。日が上って来ればバタ細工が
融
(
とけ
)
てしまうからです。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
全体に内から燃える豊かな同情に
融
(
とけ
)
合つた強い色調で葡萄酒の
窖
(
くら
)
に
入
(
はひ
)
つて居る様な甘い温かな感を人に与へる。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
身動
(
みうごき
)
もせず
熟
(
じつ
)
として兩足を
組
(
くん
)
で
坐
(
すわ
)
つて
居
(
ゐ
)
ると、
園
(
その
)
を
吹渡
(
ふきわた
)
る
生温
(
なまぬ
)
くい
風
(
かぜ
)
と、半分
焦
(
こげ
)
た芭蕉の實や
眞黄色
(
まつきいろ
)
に
熟
(
じゆく
)
した
柑橙
(
だい/\
)
の
香
(
かほり
)
にあてられて、
身
(
み
)
も
融
(
とけ
)
ゆくばかりになつて
來
(
き
)
たのである。
怠惰屋の弟子入り
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
“融”の解説
『融』(とおる)は、平安時代の左大臣源融とその邸宅・河原院をめぐる伝説を題材とする能の作品。五番目物・貴人物に分類される。囃子に太鼓が入る太鼓物である。作者は世阿弥。
(出典:Wikipedia)
融
常用漢字
中学
部首:⾍
16画
“融”を含む語句
融通
祝融
融々
融和
融合
雪融
融解
源融
御融通
熔融炉
孔融
打融
円融
祝融氏
霜融
馬融
金融
渾融
半分融
円融坊
...