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窖廩
ふりがな文庫
“窖廩”の読み方と例文
読み方
割合
あなぐら
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あなぐら
(逆引き)
俵はほとんど船室の出入口をも密封したれば、さらぬだに
鬱燠
(
うついく
)
たる室内は、空気の流通を
礙
(
さまた
)
げられて、
窖廩
(
あなぐら
)
はついに
蒸風呂
(
むしぶろ
)
となりぬ。
婦女等
(
おんなたち
)
は
苦悶
(
くもん
)
に
苦悶
(
くもん
)
を重ねて、
人心地
(
ひとごこち
)
を覚えざるもありき。
取舵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
観音丸
(
かんのんまる
)
は船体
小
(
しょう
)
にして、下等室は
僅
(
わずか
)
に三十余人を
容
(
い
)
れて
肩摩
(
けんま
)
すべく、
甲板
(
デッキ
)
は百人を
居
(
お
)
きて
余
(
あまり
)
あるべし。されば船室よりは
甲板
(
デッキ
)
こそ乗客を置くべき所にして、下等室は一個の
溽熱
(
むしあつ
)
き
窖廩
(
あなぐら
)
に過ぎざるなり。
取舵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
窖廩(あなぐら)の例文をもっと
(1作品)
見る
窖
漢検1級
部首:⽳
12画
廩
漢検1級
部首:⼴
16画
“窖”で始まる語句
窖
窖中
窖蔵
窖住
窖内
窖室
窖番
窖道
窖養